１４０．アプリケーション（ウインドウ）の強制終了方法



＜　使用用途　＞
アプリケーションの強制終了が出来る。

今回のサンプルソースをダウンロードする方は下記の「ダウンロード」を！
＝＞　ダウンロード・・・　下に書いてあるサンプルソースと同じです

＜　説明　＞
ＡＰＩ関数のPostMessage（強制終了）、FindWindow（ウィンドウの検索）を使用します。

PostMessage＝＞ウインドウのメッセージキューにメッセージを送る
　　＜引数＞
　　　　 hWnd　 ：指定するウインドウのハンドル
　　　　 wMsg　 ：メッセージのタイプﾟ
　　　　 wParam：wMsg と一緒に送る値
　　　　 lParam ：wMsg と一緒に送る値

　　＠戻り値＠　　
　　　　指定メッセージにより異なる　　　　

FindWindow＝＞クラス名かタイトルがあるウインドウのハンドルを取得する
　　＜引数＞
　　 　　lpClassName 　：クラス名（名前を指定する時合はvbNullString）
　　　　 lpWindowName：取得したいハンドルのウインドウタイトル（クラス名を取得時はvbNullString）

　　＠戻り値＠　　
　　　　０　　：エラー（見つからない時）
　　　　以外：正常終了（ハンドル）　　　　

※これ以外のＡＰＩもサンプルでは使用していますが、ここでは省略します。
　 これらのＡＰＩも見たい人はここへ１、ここへ２

<　ＳＡＭＰＬＥ　＞

’標準モジュール
' ウインドウの検索
Public Declare Function FindWindow Lib "user32" Alias "FindWindowA" (ByVal _
lpClassName As String, ByVal lpWindowName As String) As Long

' アプリの強制終了
Public Declare Function PostMessage Lib "user32" Alias "PostMessageA" _
(ByVal hWnd As Long, ByVal wMsg As Long, ByVal wParam As Long, ByVal lParam _
As Long) As Long

’ここから下はフォーム内の処理です。フォームにリストボックス、
’コマンドボタンを’２つ貼りつけた状態です。ここでは強制終了の
’部分しか記載していません。詳しくはダウンロードして見て下さい

Private Sub Command1_Click()
　　　　Dim lRet As Long
　　　　Dim sTitle As String

　　　　 If List1.ListIndex = -1 Then
　　　　　　　　 MsgBox "リストから強制終了するアプリケーションを選択してください"
　　　　　　　　Exit Sub
　　　　End If

　　　　 sTitle = List1.List(List1.ListIndex)

On Error GoTo ErrFunc:

　　　　 'リスト項目の削除
　　　　List1.RemoveItem (List1.ListIndex)

　　　　'ウィンドウのハンドルを取得
　　　　lRet = FindWindow(vbNullString, sTitle)

　　　　 '取得したウインドウハンドルをもつアプリケーションに終了要求のメッセージを送る
　　　 　'SendMessageでも可（割り込み実行が出来る）
　　　　Call PostMessage(lRet, WM_QUIT, 0, 0)

　　　 　Exit Sub

ErrFunc:
' 注：エラートラップ出来ない事も有り（自アプリ選択等）
' お願い：回避方法を知っている方、メールで教えてください。
　　　　MsgBox "強制終了は失敗しました"

End Sub

以下、省略