７．同期処理−２（アプリケーション）



＜　使用用途　＞
プログラム内で別のアプリケーション（プログラム）を呼び出す事が出来、そのプログラムが終了
されるまで呼び出した側のプログラムの処理を一時的に中断します。

今回のサンプルソースをダウンロードする方は下記の「ダウンロード」を！
＝＞　ダウンロード・・・　サンプルソースは電卓（内容は同じ）です

＜　説明　＞
別のプログラムを呼び出す時はＳＨＥＬＬ関数（詳細は「ＶＢの技術メモのページ」を参照）を使います。
ＡＰＩ関数のOpenProcess、GetExitCodeProcessを使用して呼び出したアプリケーションが終了するまで待機させます。

GetExitCodeProcess　＝＞指定したアプリケーションのプロセスの終了の値を取得する
　　＜引数＞　
　　　　hProcess　：プロセスのハンドル
　　　　lpExitCode ： 終了の値が入いる変数
　　＠戻り値＠　　
　　　　正常終了のとき ： 0 以外
　　　　エラーのとき　　 ： 0

OpenProcess　＝＞既存（動作しているアプリケーション）のプロセスオブジェクトのハンドルを返す
　＜引数＞
　　　　dwDesiredAccess&　： アクセス方法を示す変数
　　　　bInheritHandle&　　　： 1 のときカレントプロセスを継承する
　　　　dwProcessId　　　　 　： プロセス ID
　＠戻り値＠
　　　　正常終了のとき　： プロセスのハンドル
　　　　エラーのとき 　　 ： 0

＜　ＳＡＭＰＬＥ　＞
'標準モジュールに宣言して下さい
Declare Function OpenProcess Lib "kernel32" _
(ByVal dwDesiredAccess As Long, ByVal bInheritHandle As Long, ByVal dwProcessId As Long) As Long
Declare Function GetExitCodeProcess Lib "kernel32" _
(ByVal PROCESS As Long, lpExitCode As Long) As Long

'ここから下はフォームのエリアです
’サンプルではフォームにあるコマンドボタンを押した時の処理です
Private Sub Command１_Click()
　　　Dim INST 　　　 As Long
　　　Dim PROCESS As Long
　　　Dim MODORITI As Long
　　　Dim ENDWORK As Long

' システムエディタを起動
　　　INST = Shell("SYSEDIT.EXE", 2)

'システムエディタのプロセスを取得する
　　　PROCESS = OpenProcess(１０２４　Or １０４８５７６, True, INST)

'システムエディタが閉じられるまで処理を中断（ループさせる）
　　　Do While 1
　　　　　　MODORITI = GetExitCodeProcess(PROCESS, ENDWORK)
　　　　　　’システムエディタが終了したら処理中断（ループ）を解除する
　　　　　　If ENDWORK <> ２５９　Then
　　　　　　　　　MsgBox "shori　 end"
　　　　　　　　　Exit Do
　　　　　　End If
　　　Loop

END SUB