１２．常にフォームを手前に表示させる方法



＜　使用用途　＞
フォームを常に表示させる事が出来きます。

今回のサンプルソースをダウンロードする方は下記の「ダウンロード」を！
＝＞ ダウンロード・・・　下に書いてあるサンプルソースと同じです

＜　説明　＞
ＡＰＩ関数のSetWindowPosを使用します。
サンプルではコマンドボタンを押したときにフォームが常に表示される、表示されない（元の状態）処理です。

SetWindowPos＝＞Windowの位置やサイズ、表示を設定するＡＰＩ関数です
　　＜引数＞
　　　　hWnd　　　　　　　 　：ウィンドウのハンドル
　　　　hWndInsertAfter　 ：「手前にセット」、「後ろにセット」、「解除」等の処理をいれる変数
　　　　X 　　　　　　　　　　：新しいX座標
　　　　Y　　　　　　　　 　　：新しいY座標
　　 　 cx　　　　　　　　　　：新しいウィンドウの幅
　　　　cy　　　 　　　　　　 ：新しいウィンドウの高さ
　　　　wFlags　　　　　　　 ：「表示する」、「位置を設定しない」、「サイズを設定しない」をいれる変数

　　＠戻り値＠　　
　　　　１で成功、失敗で０

<　ＳＡＭＰＬＥ　＞
'標準モジュールに宣言して下さいr
Public Declare Function SetWindowPos Lib "user32"(ByVal hwnd As Long, ByVal hWndInsertAfter As Long, _
　　　　ByVal X As Long, ByVal Y As Long, _
　　　　 ByVal cx As Long, ByVal cy As Long, _
　　　　ByVal wFlags As Long) As Long

’手前に表示するかしないかのフラグ
Public SHOKITI As Integer
’hWndInsertAfter　の設定
Public Const TEMAE_SET = 0 　　　　　　'手前にセット
Public Const USIRO_SET = 1　　　 　　 　'後ろにセット
Public Const TUNENI_TEMAE_SET = -1 '常に手前にセット
Public Const KAIJYO = -2 　　　　　　　　'解除
’wFlags　の設定
Public Const HYOUZI_SURU = &H40 　　'表示する
Public Const NO_SIZE = &H1 　　　　 　　'サイズを設定しない
Public Const NO_MOVE = &H2　　　　 　 '位置を設定しない

'コマンドボタンの処理
Private Sub Command1_Click()
’FORMHANDORUはウィンドウハンドルを入れる変数です
Dim FORMHANDORU As Long
　　’ウィンドウハンドルの取得
　　FORMHANDORU = Form1.hwnd

　　If SHOKITI = 0 Then
　　　'「常に手前に表示」を解除
　　　MODORITI = SetWindowPos(FORMHANDORU, KAIJYO, 0, 0, 0,0, HYOUZI_SURU Or NO_MOVE Or NO_SIZE)
　　　SHOKITI = 1
　　　Command1.Caption = "「常に手前に表示」する"
　　　Form1.Caption = "現在は「ノーマル」状態です"
　　ElseIf SHOKITI = 1 Then
　　　 '「常に手前に表示」をセット
　　　 MODORITI = SetWindowPos(FORMHANDORU, TUNENI_TEMAE_SET, 0, 0, 0, 0, HYOUZI_SURU Or NO_MOVE Or NO_SIZE)
　　　 SHOKITI = 0
　　　 Command1.Caption = "「常に手前に表示を解除」する"
　　　 Form1.Caption = "現在は「常に手前に表示」状態です"
　　 End If
　
End Sub

'フォームのロード時の処理
Private Sub Form_Load()
　　'初期設定（フラグ）
　　 SHOKITI = 1
End Sub